my memory love 〜あの時の約束〜
〜ハチside〜
今年の文化祭は俺のクラスは劇をやることになった。ちなみに俺は大道具。
前野と一緒に作業を進めているけど…
なんでくじ引きにしようとか言ったんだよ、俺……。
神様はあの2人に味方してるってことかぁ!?
仁より俺の方が泉のことを知ってるし、一緒にいた時間だって長い。
本当、この世は不公平だな……
教室の端で練習をしている、泉の姿をぼーっと眺めていた。
パチンッ!
「……!?」
「ちょっとー手動かしなさいよー終わんないわよ!」
俺の目の前で両手を合わせ、パチンっと鳴らしたのは前野だった。
「あの2人、そろそろ付き合うかもね〜」
「……別に俺には関係ねぇし」
「関係ないとかいう人は毎朝起こしにいかないっつーの」
「それは……あれだ!!おばさんに頼まれてんだよ!!」
「誰かのものになってもわたし助けないからねー」
「……うっせぇよ…」
俺はしょうがなく、段ボールに画用紙を貼り付ける作業に手をつけた。
「私にしとけばいいのに」
「……は!?」
「なーんてね!うっそだよ〜ほらひっかかった〜♪」
「お前……おちょくってんじゃねぇぞぉ!!」
「やっと笑った」
「なんだよ!」
「八谷はバカみたいに笑ってればいいの!ほら、手動かしな!!」
「お前今日なんか変じゃね!?」
別に〜といいながら、作業をし始めた前野。
俺はあいつら2人を見てると
中に割って入ろうとは思わなくなっていた。
最初はモヤモヤしたり、イライラしたりしてたけど。
仁のやつも、よく笑うようになったし。
泉の隣は俺じゃないのかよ……。