my memory love 〜あの時の約束〜
〜♪キーンコーン カーンコーン
〜お昼休み〜
「きゃー!やばっ!泊まりとかもうそういうことじゃん♡」
「ちょ、ちょっとなっちゃん声が大きいっ!」
「いいじゃん、西原くん今いないし♪」
私は今日のお泊まりの話をさっそくなっちゃんに話した。
仁は担任の先生に資材を運ぶのに呼び出されて、丁度席にはいないようだ。
なっちゃんと女子トークで盛り上がってる中、横にいたハチがなんだかいつもより冷たい気がした。そんなハチが気になって、横目で視線を送った。
「………なんだよ」
「なんか今日あんた元気なくない?」
「んなことねぇよ……」
「何なの、何に怒ってんの?……私なんかした?」
「だから怒ってねぇって!!!」
「……は…?ならそんな大きな声出さないでよ、意味わかんない…」
「……いい加減気づけよ」
ーーガラガラッ
そう言ってハチは教室を出て行ってしまった。
いつもなら笑って突っ込んでくれるはずのハチが少し寂しそうな表情をしたり、元気がないのが気になって仕方がなかった。
はぁ。とため息をついた後、わたしは紙パックのレモンティーを一気飲みして立ち上がった。
「なっちゃん、ちょっと私ハチのとこ行ってくる!」
ガタガタっと椅子をどけて、慌てて教室を飛び出した。
どこにいんのよ、あいつ。
走り出した私は渡り廊下でぼーっとしているハチを見つけた。
「ちょっと!なんでいなくなんのよ!!」
「……なんだよ…しつこい女は嫌われるぞ!!」
「悪かったわねしつこくて!あんたが珍しく不機嫌だから心配してやってんでしょ!?」
「……お前でも俺の心配すんだな」
「まぁね……お、幼なじみだし?」
「…………」
なんなのよ、いきなり黙ったりして。
本当調子狂うんですけど。
「いいからもう戻れよ仁のとこ」
「……あんたも一緒にもどるの!!ほらはやくきなさいよ、ばーか!」
わたしは強引にハチの腕を引っ張り、教室に向かった。
てゆうか、こいつこんなに腕ごつかったっけ?
そういえば中学のときより背も伸びた気がする。
そんなことを考えながら教室に戻ったけれど、モヤモヤが取れることはなかった。