my memory love 〜あの時の約束〜
「にしても、仁にあんなかわいい彼女がいたとはなー」
もうそろそろ家に着く手前、ハチの口が動いた。
「まぁ、過去に1人や2人いてもおかしくはないでしょ。誰かさんと違って♪」
「はぁ?おまえもだろ!?泉だって誰とも付き合ったことねぇじゃねぇかよ!!」
「うるっさい!私はいいの、いつかはお嫁に行けるんだから!!」
「俺は……あえて誰とも付き合ってこなかったんだよ!バーカ!!」
「はぁ!?バカにバカって言われたくないわこのドアホ!!」
「ドアホはどっちだこの野郎!!!」
「はいはい。わかったからじゃあね、このチンチクリン!!」
はぁもう、さっきの美少女の登場で疲れてんのに、ワーワーうっさいわ!
そう思いながら玄関のドアを閉めた。
「俺だってモテないわけじゃねーし……」