チャラ男も笑えば雑巾に当たる

パン! ……スカッ。

パン! ……スカッ。

パン! ……スカッ。


もちろん全敗だった。

かすりもしない弾。コルクガン不良品じゃない?そんなわけないか。

ぐすん。


「蜂技くん天才、意味わかんない、その才能わけて、不公平だよ、私も一個くらい当たってもいいじゃん……」


肩を落とす私。

蜂技くんはなぐさめるような口調でどんまいと言いながら、景品の一つを差し出した。


「あげる」

「いいの?ありがとう」


受け取ったのはピカピカ光る猫のおもちゃ。

かわいいけど……猫って。

これ狙ったの、あえて?


「委員長みたいだったからとった」

「え…」


この前公園で子猫みたいって言われたのを思い出し、ドキッとする。

でも淡い期待はあっけなく砕かれる。


「こっちは駆、これは小川さん」


両手にかかげて見せてくれた、犬のおもちゃとリスのマスコット。


「た、たしかに似てる……ふふっ、蜂技くんセンスいい」

「でしょ」


誇らしげに笑うきみがまぶしい。

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