冷徹生徒会長が私に甘くなるまで
「またそんな顔してる! 言ったでしょ? パパが冤罪で苦しんでた時、一番近くでパパの頑張りを見てたのは私とママだよ。パパはいつだって患者さんのことを第一に考える、最高の小児科医なんだから!」

「ひまり……」

「見た目とか、根拠のない噂だけで人を悪者扱いする奴らのほうが100倍間違ってるの。だから私は、パパの娘であることを誇りに思ってる。私が新しい学校で逃げたり縮こまったりしたら、その間違ってる奴らに負けたことになっちゃうでしょ?」


はっきりと言い切ると、パパは驚いたように目を見開いた後、目元をゆるめてふっと笑った。


「……本当に、ひまりは強い子だね。パパのほうが元気づけられちゃったな」


「ふふん、でしょ! だからパパも堂々としててよね。さ、ママが作ってくれた豚の角煮冷めちゃうから、ご飯にしよう!」


「そうだね、いただこうか」


リビングへ移動すると、ダイニングテーブルにはツヤツヤの豚の角煮と、彩り豊かな野菜の副菜が並んでいた。 三人で「いただきます!」と手を合わせる。


「ん〜〜っ! お肉がトロトロで美味しすぎる……!」

「ふふ、おかわりはたくさんあるからね」

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