【続編】ふたりの恋のそだてかた。
『……』
通話口の向こうに沈黙。
浮上してこない。顔が見えないから、感情も読めない。
『……次、いつ会える?』
ちょっと弱々しい質問にきょとん。
再来週くらいまで会えないって、この間確認したばっかじゃなかったっけ?
「えっと……私は9日……今週の金曜の夜ならいけるけど、そっちは」
『夜まで仕事』
「だよね」
というか、爽真の方が忙しくて絶妙にタイミングが合わない。
改めて確認したところで、結局再来週まで会えないって結論しか出てこない。
「帰ってくるのに合わせて行こうか?」
『それはいい。帰すの遅くなる。家族に心配かけるだろ』
「んー……じゃあやっぱりしばらくだめだね」
再びの沈黙。
うーん、どうしようか。
大学サボれば昼も行けるかもだけど、それはそれで嫌がられそうだしなぁ。
ペンを置いて、壁掛けカレンダーに視線を移す。
どうにかどこかで、時間を作れれば――……
――コンコンコン