【続編】ふたりの恋のそだてかた。
(2人ともすごく自然な演技。台本見たことがあっても、普通に引き込まれて見てしまう……)


幸せが壊れる予感に胸がざわつく。


「今の嘘だな。メッセージの相手は浮気相手だ」

「もう晴!誰でも読めることドヤ顔で言わないで」

「やぁね、この子達。変にすれてて可愛くないんだから」


リビングで観ると、いいとこでノイズが入るから困る。
けど、爽真の初ドラマは大画面で見たいから我慢我慢。


幸せな朝のシーンが終わって、レトロなカフェに場面転換する。
『おはようございます!』と明るく店内に入ってくる美咲。

カウンターの中にはマスターであるおじさんと、バイトの侑征――爽真が既に立っている。

『おはよう美咲ちゃん。今日も元気だねぇ』

『それだけが取り柄ですから!侑征くんも、おはよ!
今日は早出?大学って、もう夏休みなんだっけ?』

カラッと明るく笑う美咲が、カウンターに肘を立てて侑征の正面に立つ。


抜かれる爽真……ではなく、侑征のカット。

一瞬目が細くなった気がして――それでも無機質な無表情だった。


『はい。……なので今月は、ほぼフルで入ってます』

『そっかそっか。学費自分で稼いでるんだもんね。
偉いなぁ。お姉さん、侑征くんの時給上げてあげたくなっちゃう』

『これ、美咲ちゃん。勝手なこと言わないの』

『あはっ、ごめんなさぁい』

無邪気に笑って着替えのために奥に引っ込む美咲を、マスターはやれやれと見送る。
侑征は、彼女を目で追わない。代わりに、さっきまで美咲がいた目の前の一点を黙って見つめている。
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