【続編】ふたりの恋のそだてかた。
「はいはい。なんでもいいけど。
でも結構話題になってるよねー。色気やばいとか、もっと露骨に言えば、エロいとか」
「ふふん、そうでしょうそうでしょう」
当然私もチェック済みの世間の反応に、得意げに笑みを深める。
それを見た紫苑が、またがっくりと肩を落とした。
「……彼女の反応として間違ってない?それ。
彼氏が抱かれたい男として見られつつあるんだよ?」
「爽真には元々そういう魅力があったから。
それが正しく世間に見つかっただけ」
年より大人っぽく落ち着いて見える容姿も、
黙っていても、いや、いてこそ立ち上る色のあるオーラも。
かといって安っぽくない、何事にも動じなそうな孤高の雰囲気も――全部、元々爽真が持っていたものだ。
「ふーん。すでに抱かれてる人は余裕が違うね」
「抱っ!?!?」
つまらなそうな紫苑の言葉に思わず大きな声が出て、場が静まり返ってスタッフの注目が一気に集まる。
注目されたせいで顔も熱くなってきて、「なんでもないです」と苦しい言い訳で誤魔化した。