【続編】ふたりの恋のそだてかた。
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ガヤガヤと雑談で賑わう声と、フローリングにボールが弾む音が広い体育館に響き渡る。
フロアには、恭介くんのように事務所所属のエキストラさんたち。
ギャラリーには、一般公募で集めた生徒役の高校生たちがずらりと並んでいる。
半分に分けたコートの左側では、女子チームがバレーネットを挟んでボールを行き来させる。
右側では、男子がバスケのゴールを行ったり来たりしながら、かなりの熱量で試合を展開している。
私はバレー、湊はバスケの試合にそれぞれ参加している――という設定。
「清水さん!」
チームメイトの子が、私の名前を呼んでレシーブを上げてくる。
(――きた)
心ではしっかり高く上がるボールに狙いを定めるけど、表面上は少しあたふたしながら額あたりに手をかざす。
「わっ……あっ……はいっ!」
自信なく広げた手に、ぽす、と落ちてくるボール。
反射的に目を瞑ってしまう仕草をしながら次に回すべき方へ放ると、思ったより歪にボールが飛んでった。
――バシン!
(……エキストラの子が、バレー経験者で助かった……)
私の下手くそトスをちゃんと受けて、鋭くアタックを打ちつけてくれる。
わぁっと歓声が上がって、チームメイト達が私の側で円陣を組んだ。