【続編】ふたりの恋のそだてかた。
陸はようやく空気に気付き始めて、きょとん顔。
大和は1番ダメージを受けてて、心配そうに狼狽えている。
けれど、こんな態度とられて黙ってられるほど俺も大人じゃない。
「……何が言いたい?」
「えー?言っていいの。今えっろい演技で話題の男が、実はさぁ――」
その先を察して、勢いよく立ち上がる。
「お前、大概にしろよ」
見下ろす圧にも屈せず、紫苑はムカつくほど涼しい顔。
けれど、笑いを堪えきれずまた体を振るわせ始めた。
「……ははっ、あ。ちなみに瑠奈ちゃんの名誉のために言うけど、彼女が赤裸々に話したわけじゃないからね?会話の流れで、俺が勝手に察しただけ」
「えっなんすか!?大人な話っスか!?」
興味津々の陸が、前のめりで乗り込んでくる。
我関せずを決め込んだ大和が、静かに取り皿に唐揚げを取り分け始めた。
「ちなみに、どこ?どこまでいってるの?」
「うわ――聞きたいような!聞きたくないような!」
「2人ともやめなって。爽真が怒って帰っちゃうから!」
結局無視しきれなかった大和が、仲裁に入る。
その誠実さに免じて、一旦腰を椅子に戻した。