【続編】ふたりの恋のそだてかた。
あっけらかんと言った私に、全員衝撃が走る。
彩加がコーヒーカップを倒す勢いで、更に前のめりになった。
「えっ……?男?
え、え……爽真とはまだ……」
「付き合ってるよ?こないだ家行った」
「家!?」
「最近一人暮らし始めたんだよ。すごいねアークプロ。
福利厚生充実しすぎ」
情報量にわなわなしている彩加の横で、美玲が落ち着きを取り戻すようにカフェラテを啜る。
ひよりは頬に手を当てて「はわわわ…」と赤くなっている。
「泊まったの……!?」
ごくり吐息を呑みながら、彩加。
「ちょっと彩加……っ」と美玲が慌てて肩を掴む。
「まさか!そのあとすぐ仕事だったからさ、1時間ちょいしかいなかったよ」
「そっか」と彩加がどこかつまらなそうに、けれどホッとしてるようにゆっくりとソファに戻っていく。
泊まってはない。泊まっては。
(まぁ、ちょっとは色々あったけど……)
寝室事件を思い出して少し恥ずかしくなって、まだ熱々の紅茶を一口啜って誤魔化した。
「そ、そういえば!」
あせあせした美玲が、空気を変えるようにわざとらしく明るい声でポンと手を叩く。
「爽真くんと言えば今、連ドラ主演の話が来てるんだよねっ?」
…………。
えっ?