【続編】ふたりの恋のそだてかた。

なんで?後輩だよ?
しかもずっと年下。

私が共演者にサシご飯誘われたけど断ったって報告した時と、同じ詰め方をされている。


(これはちょっと、空気を緩めないと……!)


ヒクつく口元に笑顔を作って、怖い顔に笑いかけた。

「そ、……爽真くん、嫉妬?
執着でたじゃーん。役作りに使えるよ、それ」

「今その話してない」

「まぁそう言わずにさぁ」

「瑠奈」

「はい」


チーン。
鎮静化失敗。むしろこっちが鎮圧された。


ちら、と顔色を伺うように爽真を見れば、ぎゅっと眉を寄せて苦しそうにしている。
そんな心配すること何もないのに、と思うけど私はどうしてもその顔に弱い。

「……」

なんとなく、爽真の頬に手を伸ばす。
慎重にそこに触れて、ゆっくりと包み込んで撫でる。

「よしよし」

「っ、は、」

びっくりして揺らぐ夜色の目と、緊張が緩む眉間。


爽真の心に絆創膏。ずっと変わらない、私なりの慰め方。
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