愛される星

その瞬間に感じた。


この子は私で、そしてこのお腹の子だ。


昔、お母ちゃんに聞いた。お母ちゃんは妊娠した時に、結婚を反対されていた。厳しい家柄だったから、できちゃった婚なんて認められなかったそうだ。お母ちゃんは私をお腹に抱え悩んだ。中絶しろと両親に言われ、そうせざるを得ない状況まで追い込まれた。
しかし、お父ちゃんがそれを止めた。毎晩お母ちゃんの家へ行き、門前払いをされたが、お父ちゃんは諦めずに門の前から誠意を伝えた。
赤ちゃんに罪などない。お母ちゃんにも同じ。 責めるなら俺を責めて下さい。


毎晩掛け合った。


そのうち、お母ちゃんのお腹が痛みだし、流産の危険が襲った。


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