愛される星
19歳の苦い恋。
それから私は何人かの男と付き合った。
好きと言われれば好きだった。
そうでもないと思えばどうでもよくなった。
一人歩くのは寂しかった。隣で私を理解してくれるような顔をした男がただいれば寂しさは消せる。そう思った。勘違いだった。
歳を追うごとに、その寂しさは形をあらわし、消せない感情を生んだ。
私は間違った考えを自分自身に植え込んだのかも知れない。
一人でいても二人でいても、寂しいなんて。