愛される星
あの波を見たら
もう行こうか
時間に追われながら
時間を失くしていく
つないだ手の温もりが
もうこんなに冷めてしまっているよ
今は遠くで手を振る
また明日会えるバイバイがきっと
もう戻れない
永遠の意味になる気がした
夏が終わる
台風が連れ去る
隠れた月を恋しがる
いつまでも
朝を迎えるまで
空を見上げていた
指の隙間から零れ落ちる
つかまえる事のできない
儚い砂のようだった
もうこんなに離れてしまったね
今は遠くで手を振る
また会える日々がきっと
もう戻れない今日になると気がついた
あの波を見たら
もう行こうか