愛される星

例えば私は彼を見ているだけの人間で構わないと思った。


彼が私を何とも思っていなくたって、少しでも近くにいられるチャンスがあるのなら、そうであっても構わないと…。


初恋に似ていた。


「しぃちゃん、人生は一度きりなんだよ。生きてるうちは何度も失敗したってやり直しがきくんだから、認めて歩き出してみなよ。」


星の輝く夜空を見上げてみた。

のんきは私に答えをくれた。決心するのは私だ。


「そだね。心の紐解いてみますか!」


「そうこなくちゃ!」


私はお母ちゃんにものんきにも救われてばかりだね。


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