ノンデリ男の敗北  ~モテる俺が法学部女子に告白したら「私は好きではありません」と普通に振られた~

第41話「一緒に住んだらさ。この時間になっても、凛、帰らなくていいんだよな。」

四月の終わり。
凛の実家へ向かう電車で、俺は手土産の紙袋を持ち直した。

「夏樹くん、肩に力入ってる。」

「……わかる?」

「さっきから、ずっと背筋が伸びてる。」

何度か遊びに行ったことはあった。
それでも、今日は玄関で何と言うかまで、昨夜から考えていた。

隣に座った凛が、俺の手にそっと触れた。

「私も話すから。」

その言葉に頷いて、ようやく背もたれに少し体を預けた。

◇
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