イッツ・ア・マジックショータイム!~変人マジシャンの華麗なる謎解き~
「すごい。なんで?」

「さあ?」

神宮寺さんは楽しそうに笑いながら、僕の手からカードを受け取った。

表を確認する。

予想通りのスペードの9だ。

それを見て、神宮寺さんはさらにニヤッと笑った。

満足げにパチンと指を鳴らす。

次の瞬間。

神宮寺さんの手から、カードが消えた。

「っ、あれ!?」

思わず目を瞬かせる。

確かに、さっきまでそこにあったはずなのに。

どこに――

「ちょっと失礼」

「わっ!?」

突然、神宮寺さんが僕のブレザーの袖に手を突っ込んだ。

「ちょ、何して――」

するり。

彼女の指先が、僕の袖の中から何かを引き抜く。

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