イッツ・ア・マジックショータイム!~変人マジシャンの華麗なる謎解き~
――パチン。

「うわっ」

突然、耳元で指を鳴らされた。

振り向くと、そこにいたのは案の定神宮寺さん。

「はい」

そう言って、僕に飴の乗った手のひらを差し出してきた。

「……何?」

「飴」

「いや、それは見れば分かるけど」

神宮寺さんが何の裏もなしに甘いものをくれるなんて、と

怪しみながらも包みに手を伸ばした、その瞬間。

「はい、残念」

神宮寺さんがひょいっと僕の手を避けた。

そのまま飴を自分の口へ放り込む。

「…………」

何がしたいんだ、この人は。

僕が呆れた顔をすると、神宮寺さんは飴を転がしながらニッと笑った。

「トロフィー泥棒、私たちで捕まえようよ」

「……え?」

思わず聞き返してしまった。

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