担降りしたはずの推しが、隣に引っ越してきました
終わった恋
そんな日々が、突然終わった。
西島愁、熱愛発覚。
ネットニュースの見出しを見た瞬間、美咲はしばらく意味が理解できなかった。
相手は、芸能事務所のスタッフ。
写真には、SYUと女性が並んで写っていた。
SNSは瞬く間に炎上した。
信じられない。
裏切られた。
アイドルなのに。
ファンを何だと思っているのか。
そんな言葉が画面を埋め尽くしていく。
美咲はスマホを握ったまま、何度も記事を読み返した。
頭ではわかっている。
アイドルだって人間だ。
恋愛することだってある。
自分の恋が叶うことなんて、最初からない。
それでも。
胸が痛かった。
「大丈夫。応援しよう」
そう自分に言い聞かせた。
ライブにも行った。
出演番組も見ようとした。
けれど、画面の中のSYUを見るたび、胸が苦しくなった。
自分が好きだった人と、何かが違って見える。
笑顔も。
歌声も。
全部同じはずなのに。
もう、以前のようには見られなかった。
だから美咲は、静かに担降りした。
誰かに宣言したわけではない。
グッズを処分したわけでもない。
ただ、少しずつ追わなくなった。
新曲を聴かなくなった。
ライブにも行かなくなった。
SNSを見ることもなくなった。
Bright Directionも、その後は大きなブレイクを果たすことなく、少しずつメディアで見かける機会が減っていった。
やがて、美咲の生活から彼らの存在は消えていった。
そして同時に、美咲は「推し」を作ることをやめた。
もう、あんなふうに誰かを好きになりたくなかった。
芸能人なんて、見なければいい。
そう思って、芸能関係から距離を置いた。
西島愁、熱愛発覚。
ネットニュースの見出しを見た瞬間、美咲はしばらく意味が理解できなかった。
相手は、芸能事務所のスタッフ。
写真には、SYUと女性が並んで写っていた。
SNSは瞬く間に炎上した。
信じられない。
裏切られた。
アイドルなのに。
ファンを何だと思っているのか。
そんな言葉が画面を埋め尽くしていく。
美咲はスマホを握ったまま、何度も記事を読み返した。
頭ではわかっている。
アイドルだって人間だ。
恋愛することだってある。
自分の恋が叶うことなんて、最初からない。
それでも。
胸が痛かった。
「大丈夫。応援しよう」
そう自分に言い聞かせた。
ライブにも行った。
出演番組も見ようとした。
けれど、画面の中のSYUを見るたび、胸が苦しくなった。
自分が好きだった人と、何かが違って見える。
笑顔も。
歌声も。
全部同じはずなのに。
もう、以前のようには見られなかった。
だから美咲は、静かに担降りした。
誰かに宣言したわけではない。
グッズを処分したわけでもない。
ただ、少しずつ追わなくなった。
新曲を聴かなくなった。
ライブにも行かなくなった。
SNSを見ることもなくなった。
Bright Directionも、その後は大きなブレイクを果たすことなく、少しずつメディアで見かける機会が減っていった。
やがて、美咲の生活から彼らの存在は消えていった。
そして同時に、美咲は「推し」を作ることをやめた。
もう、あんなふうに誰かを好きになりたくなかった。
芸能人なんて、見なければいい。
そう思って、芸能関係から距離を置いた。