禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
しばらくすると何も聞こえなくなった。
おそらく教室に戻ったんだろう。
よかった。
ホッとすると同時に怒りが湧き上がってきた。
どうして私がこんな目にあわなきゃいけないの!?
どうして誰も助けてくれないの!?
頭ではわかっていた。
みんな自分が一番大切だから。
目の前で殺人事件が起きかけて人が殺されそうになった時、その人を助けようとする人はあまりいないだろう。
その理由は簡単。
自分にも危害が加わる恐れがあるから。
助けに行く人は『飛んで火に入る夏の虫』だ。
それと同じ。
もし自分を助けたら自分がイジメの対象者になる可能性がある。
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