禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
「なんかあったら言えよ。」
「え?」
それって――頼っていいってこと?
私の心の中に一筋の光が差し込んだ。
もしかしたらこのイジメを抜け出せる?
心臓が激しく脈打つ。
久しぶりにうれしい気持ちになった。
「今からでも授業受けろよ。」
ひかりはそう言って保険を出て行った。
でも、まだ心中に暗い部分があるのはひかりがこの話を聞いても表情ひとつ変えないからだろうか。
「真田さん!?」
驚いた声で現実に引き戻される。
ドアの方に視線を移すと驚いたように目を見開く三河先生がいた。
「どうしたの!?」
それはそうだろう。
自分がいない間に誰かがいたら驚くだろう。 
「ちょっとお腹が痛くて…」
適当な理由をつけてから保険室を出る。
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