禁断呪物を差し上げます。~死のタイムマシン~
「おいっ!!杏!!」
休み時間に声が降ってきた。
振り向くと案の定、ふみたちだった。
今日はいつも以上に機嫌が悪いようだ。
今日もまた坂落としかな?
考えるだけでゾッとしてくる。
「なに?」
「お前、さっきのこと岡山にチクったのか!?」
教室にもかかわらず私の襟元を掴み大声で罵るふみ。
さっきのこととはトイレ事件のことだろう。
自分に被害が加わるのを恐れているのだろう。
「チクってない…」
言いたいことは山ほどあるのに出てきたのはそれだけだった。
「言ったらぶっ殺してやる。」
澪子が耳元でそっと呟いた。
全身に鳥肌がたつ。
でもそれを嘘とは思えない。
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