先生に、100回目の告白。


「なんでここでこの公式が出てくるのかが理解できなくて…。」


「なんでって…。」


「なんでだろう?って考えちゃって余計に訳わからなくなっちゃうんです。」



そう説明する私に、先生は小さく息を吐いた。



「あー…お前そういうタイプね。」



先生は私をじっと見つめてそう言う。


そのまっすぐな視線に私は思わず視線を逸らした。




「なんで?を考えるのは基礎を固めてから!」



ビシッと言い切る先生に私は納得できない顔をした。



だって、なんで?がわからないと気持ち悪いし。


なんで?がわからないからどこでどの公式を使ったらいいかわかんないんだし。


そう思っていたのが顔に出ていたのか、浅生先生は私を見て呆れ笑いを浮かべた。



< 105 / 108 >

この作品をシェア

pagetop