攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
オレはこうして、魔物の魔法を解くために左腕の骨を折り続け――。
そうして、クソ女の支配下から抜け
た。
もしも魔王討伐ができたとしても、利き腕を失ったオレを目にした領民達は失望するだろう。
たとえ、それでも構わなかった。
オレが不在の間、辺境伯は弟に任せてある。
これからも、あいつに責任を押しつければいいだけだ。
命さえ繋がっていれば、いつかは幸せになれる。
そう、信じていたから。
だからこそ――。
彼女がオレの傷を肩代わりした時、身体の奥底から言いようのない怒りが湧き上がった。
それと同時に、ルドルフの一件を間近で見ていたからこそ、もしかしたら助けてもらえるかもしれないと甘えた考えを持っていた自分を恥じる。
仲間外れにだけは、なりたくなかった。
ルドルフと似たような境遇であれば、オレがあいつに捨てられることはない――。
そんな幼稚な考えで、聖女に一生消えない傷を刻み込んでしまったのだ。
許されることではない。
だからどうか、オレを許さないでほしい。
彼女を大切に思う彼らが自分に憎悪を向けてくる時、ゾクゾクした。
そうして、クソ女の支配下から抜け
た。
もしも魔王討伐ができたとしても、利き腕を失ったオレを目にした領民達は失望するだろう。
たとえ、それでも構わなかった。
オレが不在の間、辺境伯は弟に任せてある。
これからも、あいつに責任を押しつければいいだけだ。
命さえ繋がっていれば、いつかは幸せになれる。
そう、信じていたから。
だからこそ――。
彼女がオレの傷を肩代わりした時、身体の奥底から言いようのない怒りが湧き上がった。
それと同時に、ルドルフの一件を間近で見ていたからこそ、もしかしたら助けてもらえるかもしれないと甘えた考えを持っていた自分を恥じる。
仲間外れにだけは、なりたくなかった。
ルドルフと似たような境遇であれば、オレがあいつに捨てられることはない――。
そんな幼稚な考えで、聖女に一生消えない傷を刻み込んでしまったのだ。
許されることではない。
だからどうか、オレを許さないでほしい。
彼女を大切に思う彼らが自分に憎悪を向けてくる時、ゾクゾクした。