攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「いくらストレス発散のためとは言え、1人で魔獣の群れと戦うなんて、駄目だよ。何かあったら、大変だもん」
「大丈夫だ。俺は這ってでも、必ず君の元へ戻って来る」
「魔王との戦いも、控えているんだから……」

 私がラスボスの話をした瞬間、幼馴染はものすごい勢いで視線を外に向けた。
 一体どうしたんだろうかと不思議に思うが、フェドクスは罰が悪そうにこちらへ目線を戻す。

「フェドクス? どうしたの?」
「いや。なんでもない……」

 その後、そのままゴロンとわたしと一緒に寝台へ横たわった。

「寝よう」
「うん……。お休みなさい、フェドクス」
「ああ。よい夢を」

 長時間、魔獣と戦っていて注意力が散漫になっているのかもしれない。
 私は彼に促されるまま、ゆっくりと目を閉じた。
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