攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
『な、なんだこれは……!? 力が、吸い取られて行くではないか……!』
――おかしい。
長年虐げられてきた影響で、ちょっとやそっとの痛みは感じないくらい鈍感になったはずなのに――。
永遠とも呼べる苦しみが、続いている。
魔王の力が強大すぎて、器が耐えきれずに悲鳴を上げているのかもしれない。
――私、やっぱり死ぬのかな……?
生きるために、強大の力を手に入れようなんて、思わなければよかった……。
「エミリエ!」
弱気になったのは、一瞬だ。
――このまま死ぬなんて、冗談じゃない!
フェドクスの呼びかけによって正気を取り戻した私は、唇からどす黒い血を吐き出す。
その後、最後の仕上げとばかりに魔王を睨みつけた。
『き、貴様ぁ……! 我に、何をした!?』
「あなたの力は、私が有効活用します……!」
『ぐ……っ。このまま、黙って我の力を奪われるわけには……!』
――パァンっ!
私に奪われてなるものかと抵抗を試みる魔王に、遠くからガザンの放った弾丸が命中する。
――おかしい。
長年虐げられてきた影響で、ちょっとやそっとの痛みは感じないくらい鈍感になったはずなのに――。
永遠とも呼べる苦しみが、続いている。
魔王の力が強大すぎて、器が耐えきれずに悲鳴を上げているのかもしれない。
――私、やっぱり死ぬのかな……?
生きるために、強大の力を手に入れようなんて、思わなければよかった……。
「エミリエ!」
弱気になったのは、一瞬だ。
――このまま死ぬなんて、冗談じゃない!
フェドクスの呼びかけによって正気を取り戻した私は、唇からどす黒い血を吐き出す。
その後、最後の仕上げとばかりに魔王を睨みつけた。
『き、貴様ぁ……! 我に、何をした!?』
「あなたの力は、私が有効活用します……!」
『ぐ……っ。このまま、黙って我の力を奪われるわけには……!』
――パァンっ!
私に奪われてなるものかと抵抗を試みる魔王に、遠くからガザンの放った弾丸が命中する。