攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「ちっ。もう少しで、邪魔な女を始末できそうだったのに……」
「しっ。声を落とせ! 本人に、聞こえるぞ!?」
「聞かせてやればいいだろ!? この国を守護し、聖女として崇められるのはマリラ様だけでいい!」
そこにいたのは、フェドクスと同じ青い制服に身を包んだ聖騎士の集団だった。
こちらを憎たらしげに睨みつける人たちの顔には、まったく見覚えがない。
私たちが魔王を討伐隊の度に出かけた3年間の間に、神殿へ身を寄せた人の可能性が高かった。
だが……。
ああした敵意を向けられるのは神殿では日常茶飯事だ。
どれほど酷い言葉をぶつけられたとしても、心を痛めることはない。
「何が救済の聖女だ。無能のくせに……!」
「ああ。今は、身体も不自由になってただのお荷物になったんだったか? はははは!」
上空から歯ぎしりをする音が聞こえ、私は慌ててフェドクスの表情を確認する。
幼馴染は、静かに激昂していた。
――これは、止めなきゃまずいことになる。
三英雄の凄さを世に知らしめる凱旋パレードが、血濡れた悪夢の時間と後世に語り継がれるようになるのは時間の問題だ……!
「しっ。声を落とせ! 本人に、聞こえるぞ!?」
「聞かせてやればいいだろ!? この国を守護し、聖女として崇められるのはマリラ様だけでいい!」
そこにいたのは、フェドクスと同じ青い制服に身を包んだ聖騎士の集団だった。
こちらを憎たらしげに睨みつける人たちの顔には、まったく見覚えがない。
私たちが魔王を討伐隊の度に出かけた3年間の間に、神殿へ身を寄せた人の可能性が高かった。
だが……。
ああした敵意を向けられるのは神殿では日常茶飯事だ。
どれほど酷い言葉をぶつけられたとしても、心を痛めることはない。
「何が救済の聖女だ。無能のくせに……!」
「ああ。今は、身体も不自由になってただのお荷物になったんだったか? はははは!」
上空から歯ぎしりをする音が聞こえ、私は慌ててフェドクスの表情を確認する。
幼馴染は、静かに激昂していた。
――これは、止めなきゃまずいことになる。
三英雄の凄さを世に知らしめる凱旋パレードが、血濡れた悪夢の時間と後世に語り継がれるようになるのは時間の問題だ……!