攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
ルドルフの言う通りだ。
私はもっと、頑張らなくてはならない。
救済の聖女として頭角を表し、民の信頼を勝ち得なければ――どちらにせよ、表舞台から姿を消すことになる。
「僕たちは、君が傷つく姿を見たくない」
エミリエが死ぬという未来は、左半分を犠牲にして三英雄の欠損を肩代わりすることで、回避できた。
しかし、じこファンに登場するモブですらもないマリラさんに立ち向かう術など、見当もつかなかった。
「だから……。約束するよ。あのゴミどもを、始末する。君の名だけを、この国の聖女として轟かせてみせるって……」
「殿下……」
こうして殿下が手を差し伸べてくれたのは、喜ばしいことだと思う。
でも、二つ返事でそのありがたい申し出を受け入れる気にはなれなかった。
「本当に、いいのでしょうか。私のことを気にしている余裕などないほど、お忙しいはずでは……?」
「これくらい、どうってことないさ。僕は第二王子であると同時に、君を守る三英雄の1人だからね」
左目を失った効果は、絶大だ。
普通、己の傷を肩代わりされたくらいで、嫌っていた人間をここまで親切に扱うだろうか?
私はもっと、頑張らなくてはならない。
救済の聖女として頭角を表し、民の信頼を勝ち得なければ――どちらにせよ、表舞台から姿を消すことになる。
「僕たちは、君が傷つく姿を見たくない」
エミリエが死ぬという未来は、左半分を犠牲にして三英雄の欠損を肩代わりすることで、回避できた。
しかし、じこファンに登場するモブですらもないマリラさんに立ち向かう術など、見当もつかなかった。
「だから……。約束するよ。あのゴミどもを、始末する。君の名だけを、この国の聖女として轟かせてみせるって……」
「殿下……」
こうして殿下が手を差し伸べてくれたのは、喜ばしいことだと思う。
でも、二つ返事でそのありがたい申し出を受け入れる気にはなれなかった。
「本当に、いいのでしょうか。私のことを気にしている余裕などないほど、お忙しいはずでは……?」
「これくらい、どうってことないさ。僕は第二王子であると同時に、君を守る三英雄の1人だからね」
左目を失った効果は、絶大だ。
普通、己の傷を肩代わりされたくらいで、嫌っていた人間をここまで親切に扱うだろうか?