攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「エミリエ!」
フェドクスが剣を振り回して退けてくれなかったら、今頃私は大怪我を負っていただろう。
「ありがとう」
幼馴染はお礼を口にした私に返事をしすことなく、無言で左側に立った。
どうやら、カバーに入ってくれるらしい。
それにありがたみを感じていたところ、ガザンから嫌味が飛んできた。
「ほら。やっぱり言わんこっちゃねぇ。ただの、お荷物じゃねぇか。こいつを守って戦う余裕がない敵が現れたら、どうするつもりだよ」
「彼女を、責めるな!」
「はぁ? 何言ってんだよ。こいつが……」
「こうなったのは全部、僕が左目を怪我したせいだ……!」
普段であれば、私を庇うのはフェドクスの役目だった。
なのに――。
声を荒らげたのはルドルフで、驚きを隠せない。
「ごめん。エミリエ。本当に……!」
こちらが戸惑っている間にその場に泣き崩れられてしまえば、どんな反応をするのが正解かすらもわかったもんじゃなかった。
魔物を打ち負かして(1)
――何これ。
どういう展開?
フェドクスが剣を振り回して退けてくれなかったら、今頃私は大怪我を負っていただろう。
「ありがとう」
幼馴染はお礼を口にした私に返事をしすことなく、無言で左側に立った。
どうやら、カバーに入ってくれるらしい。
それにありがたみを感じていたところ、ガザンから嫌味が飛んできた。
「ほら。やっぱり言わんこっちゃねぇ。ただの、お荷物じゃねぇか。こいつを守って戦う余裕がない敵が現れたら、どうするつもりだよ」
「彼女を、責めるな!」
「はぁ? 何言ってんだよ。こいつが……」
「こうなったのは全部、僕が左目を怪我したせいだ……!」
普段であれば、私を庇うのはフェドクスの役目だった。
なのに――。
声を荒らげたのはルドルフで、驚きを隠せない。
「ごめん。エミリエ。本当に……!」
こちらが戸惑っている間にその場に泣き崩れられてしまえば、どんな反応をするのが正解かすらもわかったもんじゃなかった。
魔物を打ち負かして(1)
――何これ。
どういう展開?