攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
恐らく、自分が左目を失った時の状況と重ね合わせて、つらくなってしまったのだろう。
額には、脂汗が滲んでいる。
「目麗しい美丈夫なところが、魅力的だと思っていましたのに! こんなにも醜い左腕を持つ殿方は、わたくしにふさわしくありませんわ!」
サキュバスが見るも無惨に破壊されたガザンの左腕を目にして、絶叫する。
彼は激痛を感じさせぬ普段通りの笑みを口元だけに浮かべ、魔物を挑発した。
「そうかい。そいつは、よかったぜ。あんたみてぇなブス、こっちから願い下げだ」
「な、なんですってぇ……!?」
確かに化粧は濃いが、口汚く罵るほど顔の作りが悪いとは言えない。
むしろ、美魔女と呼ぶに相応しき完璧なプロポーションを持っていた。
そんな彼女に面と向かって悪口を言うなんて、勇気があるなぁ……。
若干魔物に同情しながら成り行きを見守っていたところ、サキュバスの身体に変化が現れる。
彼女の臀部から、悪魔の尻尾がゆらゆらと揺れ始め――桃色の髪が逆立ち、全身が漆黒に染まったのだ。
こうして美女は、醜い魔物へと姿を変えた。
額には、脂汗が滲んでいる。
「目麗しい美丈夫なところが、魅力的だと思っていましたのに! こんなにも醜い左腕を持つ殿方は、わたくしにふさわしくありませんわ!」
サキュバスが見るも無惨に破壊されたガザンの左腕を目にして、絶叫する。
彼は激痛を感じさせぬ普段通りの笑みを口元だけに浮かべ、魔物を挑発した。
「そうかい。そいつは、よかったぜ。あんたみてぇなブス、こっちから願い下げだ」
「な、なんですってぇ……!?」
確かに化粧は濃いが、口汚く罵るほど顔の作りが悪いとは言えない。
むしろ、美魔女と呼ぶに相応しき完璧なプロポーションを持っていた。
そんな彼女に面と向かって悪口を言うなんて、勇気があるなぁ……。
若干魔物に同情しながら成り行きを見守っていたところ、サキュバスの身体に変化が現れる。
彼女の臀部から、悪魔の尻尾がゆらゆらと揺れ始め――桃色の髪が逆立ち、全身が漆黒に染まったのだ。
こうして美女は、醜い魔物へと姿を変えた。