攻略対象の想い人は、ナレ死予定の転生聖女 欠損を肩代わりしたら、なぜか曇った三英雄が執着してくるのですが?
「あんたは聖女として敬われた経験なんざ、ほとんどねぇだろ」
「そうですね」
「なんで、健康を犠牲にしてまでしがみついてんだ」
「皆さんが、五体満足の状態で英雄と称賛されるようになるためには、最善の策がこれしかなかったと言えば――理解して頂けますか」
――彼が大人の関係を無理強いしてくるほど性根が腐っていなくて、本当によかった。
そうほっと息をつく暇もなく、不穏な会話は続く。
「無理に決まってんだろ」
ガザンは当然のように断言すると、これまでの行動原理を説明し始めた。
「あのな。オレ達は魔王討伐なんて命じられた時点で、王家から見放されたんだよ。どいつもこいつも、無事に魔王を倒して戻って来るなんざ思っちゃいねぇ。オレ達の帰る場所なんざ、どこにもねぇんだ」
「だから、肉欲に溺れたのですか」
「ああ。そうだよ。どうせ死ぬんだ。楽しまなきゃ、損だろ?」
この返答は、じこファンのガザンルートでも目にした覚えがある。
ヒロインに、「エミリエと旅をしていた際、酷い行動の一例」としてこの話をしていた。
「そうですね」
「なんで、健康を犠牲にしてまでしがみついてんだ」
「皆さんが、五体満足の状態で英雄と称賛されるようになるためには、最善の策がこれしかなかったと言えば――理解して頂けますか」
――彼が大人の関係を無理強いしてくるほど性根が腐っていなくて、本当によかった。
そうほっと息をつく暇もなく、不穏な会話は続く。
「無理に決まってんだろ」
ガザンは当然のように断言すると、これまでの行動原理を説明し始めた。
「あのな。オレ達は魔王討伐なんて命じられた時点で、王家から見放されたんだよ。どいつもこいつも、無事に魔王を倒して戻って来るなんざ思っちゃいねぇ。オレ達の帰る場所なんざ、どこにもねぇんだ」
「だから、肉欲に溺れたのですか」
「ああ。そうだよ。どうせ死ぬんだ。楽しまなきゃ、損だろ?」
この返答は、じこファンのガザンルートでも目にした覚えがある。
ヒロインに、「エミリエと旅をしていた際、酷い行動の一例」としてこの話をしていた。