転生聖女の労働環境改革〜処刑まで残り180日。ブラック教会をホワイト化して生存ルートを勝ち取ります。監視役の騎士様がいつの間にか私にだけ過保護な最強の番犬に!
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その日の午後。
教会の一室に、枢機卿のカティスが集めた秘密会議が開かれていた。
「──聖女殿の変化は、最早静観できますまい」
「そもそも、かの方は以前まで祈祷の言葉すら間違えるような……」
「『御魂おろし』の器としては不適合だったのでは……?」
慎重かつ迂遠な物言いの裏に、確かな猜疑心が滲む。
アリミヌエ聖教会五大枢機卿の一人、ラフィエルは枯れ枝の様な指を組みながら、ゆるやかに首を振った。
「神が下された試練である可能性も否定できません。――排除するには、まだ早いでしょう。だが、泳がせすぎても危ういかと。教皇猊下のお耳に入る前に、我々も決断せねばなりませんな」
口では穏やかに言いながら、彼の目は鋭く淀んだ光を放っていた。
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