禁忌の花 〜最強になったらイケメン寄ってきた〜
「冷たっ!」
一瞬、視界を奪われたルカ。その隙に距離を詰める。
「……よし!」
ルカの手首を掴んだ。
「そこまで」
ノアの声が響く。
「勝者、アイリ」
「うわー!また負けた!」
ルカがその場にしゃがみ込む。
「今のは卑怯だろ!」
「戦いに卑怯も何もないでしょー?」
「顔に水かけるのは反則だって!」
「じゃあ、目を閉じて戦えば?」
「無茶言うなよ!!」
思わず笑ってしまう。
ルカとの勝負は、まだ五分五分。
速さは圧倒的にルカ。魔法技術なら私。
だから、どっちかが少しでも油断すれば簡単に勝敗がひっくり返る。
「でも、今のはアイリスの判断が良かったね」
ノアが近づいてきた。
「ルカの速さに付き合わず、相手の動きを利用した」
そう言って、ノアが私の頭を撫でる。
「よく頑張ったな、アイリス」
「……えへへ」
褒められるのは、やっぱり嬉しい。
「オレは!?」
すかさずルカが割り込んでくる。
「オレも頑張った!」
「もちろん」
ノアは笑いながら、ルカの頭もぽん、と撫でた。
「ルカも十分すごいよ」
「ほんと!?」
「ああ。ただ___」
「ただ?」
「もう少し考えて動けるといいかな」
「……」
「そこは私も同意」
「アイリまで!?」
三人で笑う。こういう時間が、私は好きだった。
勝負をして、負けて悔しがって。褒められて嬉しくなって。
次は絶対に勝つって約束する。毎日がそんな繰り返しだった。
「……なぁ」
ふと、ルカが口を開いた。いつもの明るい声とは少し違った。
「そろそろさ」
ルカが木の枝を拾いながら、ぽつりと言う。
「オレ、魔物を狩ってみたい」
空気が変わった。
ノアの表情から、さっきまでの笑みが消える。
一瞬、視界を奪われたルカ。その隙に距離を詰める。
「……よし!」
ルカの手首を掴んだ。
「そこまで」
ノアの声が響く。
「勝者、アイリ」
「うわー!また負けた!」
ルカがその場にしゃがみ込む。
「今のは卑怯だろ!」
「戦いに卑怯も何もないでしょー?」
「顔に水かけるのは反則だって!」
「じゃあ、目を閉じて戦えば?」
「無茶言うなよ!!」
思わず笑ってしまう。
ルカとの勝負は、まだ五分五分。
速さは圧倒的にルカ。魔法技術なら私。
だから、どっちかが少しでも油断すれば簡単に勝敗がひっくり返る。
「でも、今のはアイリスの判断が良かったね」
ノアが近づいてきた。
「ルカの速さに付き合わず、相手の動きを利用した」
そう言って、ノアが私の頭を撫でる。
「よく頑張ったな、アイリス」
「……えへへ」
褒められるのは、やっぱり嬉しい。
「オレは!?」
すかさずルカが割り込んでくる。
「オレも頑張った!」
「もちろん」
ノアは笑いながら、ルカの頭もぽん、と撫でた。
「ルカも十分すごいよ」
「ほんと!?」
「ああ。ただ___」
「ただ?」
「もう少し考えて動けるといいかな」
「……」
「そこは私も同意」
「アイリまで!?」
三人で笑う。こういう時間が、私は好きだった。
勝負をして、負けて悔しがって。褒められて嬉しくなって。
次は絶対に勝つって約束する。毎日がそんな繰り返しだった。
「……なぁ」
ふと、ルカが口を開いた。いつもの明るい声とは少し違った。
「そろそろさ」
ルカが木の枝を拾いながら、ぽつりと言う。
「オレ、魔物を狩ってみたい」
空気が変わった。
ノアの表情から、さっきまでの笑みが消える。