禁忌の花 〜最強になったらイケメン寄ってきた〜
少しだけ目を逸らして。


「邪魔とは言ってないけど」


その言葉に、シオンが小さく息を吐いた。


「フィン」

「なに?」

「もう少し優しくしろ」

「……善処する」

「する気ないだろ」

「まぁね」


思わず吹き出す。


なんだか。不思議な二人だった。

ルカやノアとは、全然違うけど___久しぶりに誰かと一緒にいることが、ほんの少しだけ心地よかった。


それが少し怖くもあった。ルカがいないことを、忘れてしまいそうで。

だから私は、胸の奥でもう一度だけ名前を呼んだ。


___ルカ、必ず迎えに行くから。

そのために私は、ここから先へ進む。
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