君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
第八章 「俺も男なんだけど」
楽曲制作が佳境に入った頃。
会社のスタジオが別の収録で埋まってしまい、二人は小海の自宅で作業することになった。
「お邪魔します……」
澪は玄関で靴を脱ぐと、きちんと揃えてから部屋へ入った。
「そんなに緊張しなくていいよ」
「だって、小海さんのお家ですよ?」
「ただの一人暮らしの部屋だけど」
「でも、初めて来たので……」
澪は部屋を見回した。
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第八章 「俺も男なんだけど」