君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
「じゃあ、作業しよう」
二人で机に向かう。
澪は歌詞を確認しながら、小海に質問をする。
「ここ、どういう感じで歌えばいいですか?」
「澪はどう思う?」
「私ですか?」
「うん」
「……少し寂しいけど、最後は前向きになる感じかなって」
小海は少し驚いた。
「……それで合ってる」
「本当ですか?」
「うん」
澪が嬉しそうに笑う。
その後も順調に作業は進み、気がつけば外は暗くなっていた。