君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

けれど。


その日の夜。


布団の中で目を閉じると。


どうしても、小海の肩の感触を思い出してしまった。




胸がまた、どきどきする。



「……なんでだろう」



澪は胸元に手を置いた。


そして初めて。


自分の中にある感情を、少しだけ疑い始めた。
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