君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。

「それ、俺が断りにくい言い方してるだけだろ」


「ご名答です」


「……本当に強引だな」




結局、小海は断り切れなかった。








ライブ当日。


会場は、普段二人が制作しているスタジオとはまったく違う空気に包まれていた。


ステージの向こうには、二人の歌を聴きに来た観客がいる。


澪は舞台袖で緊張しきっていた。
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