君の歌声に恋をした。天才作曲家と無自覚天然少女。
第十四章 澪が気付いたこと
風邪が治ったあとも、澪の中には変な感覚が残っていた。
小海から連絡が来ると嬉しい。
会えると楽しみ。
褒めてもらえると、一日中気分がいい。
他の女の人と話していると、なぜか気になる。
そして。
優しくされると、胸が苦しくなるくらい高鳴る。
ある日、友達にそのことを話してみた。
「それ、好きなんじゃない?」
「……え?」
「だから、恋愛」
澪は固まった。