屋敷を守るための契約結婚だったのに、気づけば冷徹社長に囲い込まれていました

 広いソファなのに、わざわざ隣。しかも微妙に近い。少しでも動けば肩が触れそうな距離だった。
 私は反射的に身体を固くした。

 彼は今まではきちんと一線を引いてくれていた気がする。
 食事をするときも、リビングで過ごすときも、必要以上に近づいてくることはなかった。

 なのになんで今――。
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