屋敷を守るための契約結婚だったのに、気づけば冷徹社長に囲い込まれていました

 その日の夕方だった。

 弁護士から購入者と連絡が取れたと電話があり、その一時間後、屋敷の玄関チャイムが鳴った。
 きっと購入者だ。

 怖いけど、逃げるわけにはいかず、深呼吸をしてから玄関へ向かった。

「はい……」

 扉を開けた瞬間、私は思わず目を瞬かせた。

 どうしてこの人がここに……?
< 14 / 45 >

この作品をシェア

pagetop