屋敷を守るための契約結婚だったのに、気づけば冷徹社長に囲い込まれていました

 さらに別のドレスを着て出れば褒められ、また別のドレスを着ても褒められ、気づけば私は完全に清正さんの着せ替え人形状態になっていた。

「どれも似合うな」
「もうそろそろやめませんか?」
「いや、もう少し付き合え。こっちもいいと思うんだが、どうだ?」
「まだあるんですか」
「もちろんだ」
「助けてください……」

 私が半泣きで店員さんへ視線を送ると、店員さんは楽しそうに微笑みながら次のドレスを差し出してきた。助けてはくれないようだ。
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