屋敷を守るための契約結婚だったのに、気づけば冷徹社長に囲い込まれていました
 けれど勢いよく拒否できなかったのは、契約を受ければ、この屋敷に居続けられて、屋敷自体も守れるからだ。
 子どもたちの居場所がなくならない。

 それは、今の私にとって何よりも大きかった。

「土日は子どもたちの居場所としてここを使っていいんですよね」
「好きにしろ」

「契約結婚って、つまり……あの……身体の関係とかも」
「君が自分の身体を俺に提供したいなら止めはしない」

「滅相もありません!」

 私は慌てて首を横に振った。あれ、なんだか、めちゃくちゃに見えて、一緒に住むこと以外はすごくいい話のような気がしてきた……。

 でももう一つ気になることがある。
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