屋敷を守るための契約結婚だったのに、気づけば冷徹社長に囲い込まれていました

三章 奇妙な結婚生活

 そうして、信じられないような勢いで話は進んだ。

 初めて直接会った社長の祖父である朝霧グループ会長には緊張したが、会長は不思議とこの結婚話に反対もせず、疑問も抱かず、和やかに話をしてそのまま無事に挨拶は終わった。

 また、ご両親の方は朝霧グループの海外拠点の社長をしていて、この結婚話には少し難を示したようだが、会長の鶴の一声で諦めたようだ。

 気づけば朝霧社長は本当にこの屋敷へ引っ越してきて、私と社長の奇妙すぎる同居生活が始まった。
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