一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
次の瞬間、彼の体と一緒に私の体も不思議なふわっとする感覚と共に……目の前がぐるぐるとして視界が消えていく感覚。
な、なにこれ……えぇ?!?!
やっと会いたかった魔法使いらしき人に会えたのに死ぬの……?!?!?!
なんて思っていると、さっきまで街の中にいたはずなのに……なぜだかとても豪華な部屋の中にいた。
こ……これは……!!!本で見た事のある転移魔法ってやつ!?!?!?
この信じられないような体験をした私は、興奮がマックスになり彼の腕を握ったままだったことも忘れ
目の前で未だに、綺麗な瞳、レッドアイを丸くさせている彼に詰め寄る。
「ねぇ!!!今のが魔法ってやつなの?!もしかしてあなたが魔法使いなの?!」
「……は?」
「だってだって!!今の転移魔法ってやつでしょ〜?!?!本で見たことあるもん!!」
目を輝かせて彼を見つめて詰め寄ると、はっとした彼が口を開く。
「お前……なんで着いてきてんだよ!!さっさと帰れや!!」