一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
店主の人は助けて貰ったというのに
「……ひっ……あ、ありが……と、ございますっ!」
と、必死に振り絞るような声を出すとどこかへと走り去ってしまった。
すると、この国の警備隊たちがワラワラと現れてあれからまったく動けなくなってしまった石のようなおじさんは回収されて行った。
だけれど、私の興味はそんなことじゃない!!
その様子を見届けた男の人は、足を返そうとしていて私の好奇心はとめられず気がつけば彼の元へと走り出していた。
そして、思いっきり彼の腕を掴んだ瞬間。
目の前の彼が私に振り返る。
振り返った彼にさらに衝撃を受ける。
彼の瞳は、赤かかった。
それは言わゆるレッドアイってやつだ!
綺麗!すごい!なにこれ!
綺麗なレッドアイの瞳を丸くさせ驚いた表情で私を見下ろしてくる。