一緒にいたくて男装執事になったのに~嫉妬と溺愛とまりません~【隣国編】
「わかってますよぉー……アル様から同行の枠を奪った以上はしっかりお供しますからねっ!まかせてくださいっ!
敵よ!かかってきなさいっ!!」
「くくっ……、何を言い出すかと思えば本当にお前は……。まったく期待してないから安心しろ。自分の身ぐらい自分で守れるからな……くくっ」
私の言葉を聞いて、口元に手を持っていき笑いをこらえるようにくすくすと声を漏らすギル様。
「も〜う!!少しぐらい期待してくださいよぉ!」
「お前は俺の隣で楽しそうにしていればそれだけでいい。くれぐれも無茶をしてくれるなよ?お前に何かある方が大変だ」
私の横に到着したギル様は、ぷくっと頬を膨らませる私を見て、愛おしそうに目を緩ませる。
そうやって私を見つめる青い瞳が大好きだ。
私の隣で優しく笑うギル様は相変わらずかっこよくて、その笑顔に少しだけ見とれてしまう。