むすび洋菓子店 ―人との縁と縁をつなぐ―
いのりちゃんが生まれたよ
赤ちゃんが生まれて、少し時間が経った。
結月はベッドの上で、腕の中にいる小さないのりを見つめていた。
「……可愛い」
るいも、隣からいのりを覗き込む。
「本当に可愛いね」
「うん……」
二人とも、まだ夢を見ているような気持ちだった。
るいはスマートフォンを手に取った。
「瑠璃さんに連絡しようか」
「うん!」
結月は嬉しそうに頷いた。
るいが瑠璃にメッセージを送る。
――「無事に生まれました」
――「女の子です」
――「名前はいのりちゃんです」
しばらくすると、すぐに返信が届いた。
『えっ! 生まれたの!?』
『結月、大丈夫?』
『いのりちゃん、誕生おめでとう!!』
結月はそのメッセージを見て、思わず笑った。
「瑠璃ちゃん、喜んでる」
「よかったね」
結月は自分のスマートフォンを手に取った。
「私からも送る」
『瑠璃ちゃん』
『今日、女の子が生まれたよ』
『名前は、いのりちゃん』
少しして、電話がかかってきた。
「もしもし?」
『結月ー! 本当におめでとう!』
「ありがとう、瑠璃ちゃん」
『頑張ったねぇ……』
瑠璃の声が少し震えている。
「うん……頑張った」
『いのりちゃん、どんな感じ?』
「小さくて、すごく可愛いよ」
結月は、いのりの小さな手を見つめる。
「今、るいさんと三人でいるよ」
『そっかぁ……。私も早く会いたい!』
「退院したら、会いに来てね」
『もちろん! 出産祝い、ちゃんと用意するからね!』
「ふふっ。ありがとう」
『結月、本当に幸せそうだね』
その言葉に、結月は少し黙った。
そして、優しく笑った。
「うん。幸せだよ」
電話を切ったあと、結月は眠っているいのりを見つめた。
るいが、そっと結月の肩に寄り添う。
「たくさんの人が、いのりの誕生を喜んでくれてるね」
「うん」
結月は小さな手をそっと握った。
「これから、いろんな人と出会うんだね」
いのりは何も知らず、静かに眠っている。
その寝顔を見ながら、結月は微笑んだ。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
窓の外には、柔らかな朝の光が差し込んでいた。
結月はベッドの上で、腕の中にいる小さないのりを見つめていた。
「……可愛い」
るいも、隣からいのりを覗き込む。
「本当に可愛いね」
「うん……」
二人とも、まだ夢を見ているような気持ちだった。
るいはスマートフォンを手に取った。
「瑠璃さんに連絡しようか」
「うん!」
結月は嬉しそうに頷いた。
るいが瑠璃にメッセージを送る。
――「無事に生まれました」
――「女の子です」
――「名前はいのりちゃんです」
しばらくすると、すぐに返信が届いた。
『えっ! 生まれたの!?』
『結月、大丈夫?』
『いのりちゃん、誕生おめでとう!!』
結月はそのメッセージを見て、思わず笑った。
「瑠璃ちゃん、喜んでる」
「よかったね」
結月は自分のスマートフォンを手に取った。
「私からも送る」
『瑠璃ちゃん』
『今日、女の子が生まれたよ』
『名前は、いのりちゃん』
少しして、電話がかかってきた。
「もしもし?」
『結月ー! 本当におめでとう!』
「ありがとう、瑠璃ちゃん」
『頑張ったねぇ……』
瑠璃の声が少し震えている。
「うん……頑張った」
『いのりちゃん、どんな感じ?』
「小さくて、すごく可愛いよ」
結月は、いのりの小さな手を見つめる。
「今、るいさんと三人でいるよ」
『そっかぁ……。私も早く会いたい!』
「退院したら、会いに来てね」
『もちろん! 出産祝い、ちゃんと用意するからね!』
「ふふっ。ありがとう」
『結月、本当に幸せそうだね』
その言葉に、結月は少し黙った。
そして、優しく笑った。
「うん。幸せだよ」
電話を切ったあと、結月は眠っているいのりを見つめた。
るいが、そっと結月の肩に寄り添う。
「たくさんの人が、いのりの誕生を喜んでくれてるね」
「うん」
結月は小さな手をそっと握った。
「これから、いろんな人と出会うんだね」
いのりは何も知らず、静かに眠っている。
その寝顔を見ながら、結月は微笑んだ。
「生まれてきてくれて、ありがとう」
窓の外には、柔らかな朝の光が差し込んでいた。