別府の湯けむり、君と50年の未来
幸せ知らせ
雪が病院に到着すると、受付を済ませて遥斗のいる病室へ向かった。
廊下を歩いていると、看護師さんが雪に声をかけた。
「奥様ですか?」
「はい……」
雪が少し緊張しながら答える。
看護師さんは、優しく微笑んだ。
「社長さん、ずっと嬉しそうにお話しされていましたよ」
「……え?」
「赤ちゃんができたんですよね。おめでとうございます」
雪の頬が一気に赤くなる。
「あ……ありがとうございます」
恥ずかしくなって、雪は少し俯いた。
看護師さんは、さらに微笑む。
「とても幸せですね」
「……はい」
雪は照れながら、小さく頷いた。
すると病室の中から、遥斗の声が聞こえた。
「雪、来た?」
「うん」
雪が病室に入る。
ベッドの上の遥斗は、雪を見るなり笑った。
「来てくれた」
「心配したんだからね」
「ごめん」
雪は遥斗のそばに座る。
「看護師さんから聞いたよ。赤ちゃんのこと、みんなに報告して回ってたんだって?」
「うん」
「嬉しかったの?」
「そりゃ嬉しいだろ」
遥斗は照れながら笑う。
「俺、父親になるんだぞ」
「……私も、お母さんになるんだね」
二人は顔を見合わせた。
雪の頬には、まだ少し赤みが残っている。
「看護師さんにも、幸せですねって言われた」
「本当に幸せだからな」
遥斗がそう言うと、雪はまた恥ずかしそうに笑った。
「もう……遥斗ったら」
病室には、二人の穏やかな笑い声が響いた。
怪我をしてしまったことは心配だったけれど――。
この日、二人にとって大切な「家族が増える」という幸せな知らせは、何よりも大きな喜びになった。
廊下を歩いていると、看護師さんが雪に声をかけた。
「奥様ですか?」
「はい……」
雪が少し緊張しながら答える。
看護師さんは、優しく微笑んだ。
「社長さん、ずっと嬉しそうにお話しされていましたよ」
「……え?」
「赤ちゃんができたんですよね。おめでとうございます」
雪の頬が一気に赤くなる。
「あ……ありがとうございます」
恥ずかしくなって、雪は少し俯いた。
看護師さんは、さらに微笑む。
「とても幸せですね」
「……はい」
雪は照れながら、小さく頷いた。
すると病室の中から、遥斗の声が聞こえた。
「雪、来た?」
「うん」
雪が病室に入る。
ベッドの上の遥斗は、雪を見るなり笑った。
「来てくれた」
「心配したんだからね」
「ごめん」
雪は遥斗のそばに座る。
「看護師さんから聞いたよ。赤ちゃんのこと、みんなに報告して回ってたんだって?」
「うん」
「嬉しかったの?」
「そりゃ嬉しいだろ」
遥斗は照れながら笑う。
「俺、父親になるんだぞ」
「……私も、お母さんになるんだね」
二人は顔を見合わせた。
雪の頬には、まだ少し赤みが残っている。
「看護師さんにも、幸せですねって言われた」
「本当に幸せだからな」
遥斗がそう言うと、雪はまた恥ずかしそうに笑った。
「もう……遥斗ったら」
病室には、二人の穏やかな笑い声が響いた。
怪我をしてしまったことは心配だったけれど――。
この日、二人にとって大切な「家族が増える」という幸せな知らせは、何よりも大きな喜びになった。